大阪万博ハプニング相次ぎ波乱の幕開け…帰宅困難者14万人の阿鼻叫喚、「並ばない」は看板倒れに
子どもは泣き、オッサンは怒鳴る
会場内で提供される食事を楽しみたいと思っても、そう簡単じゃない。約135メートルの回転レーンがウリの「くら寿司」は一時、最大8時間待ち。コンビニですら1時間待ちが続いた。弁当持参が必須だ。初日の問題で特に深刻だったのが、帰宅ラッシュ。正午から次第に雨風が強まり、午後3時ごろから夢洲駅に続く東ゲート付近に帰宅する人が殺到。一時は「退場規制」が敷かれるほど大混乱した。ゲートを出てから駅の入り口まで2時間かかったという。
「夢洲駅の地下鉄への入り口が1カ所しかなく、出る人と入る人の動線がぶつかるため大混雑したのでしょう。暴風雨にさらされて子どもは泣いているし、いら立ったオッサンは警官に怒鳴り散らかしているし、まさに阿鼻叫喚といった様子でした。もう少しうまく誘導できていればよかったのでしょうが」(森山高至氏)
X上では〈謎に外で規制されてみんな帰れない、大雨に打たれてる〉〈寒いし帰りたいのに帰れない〉など、帰宅困難者の悲鳴が相次いだ。
万博協会は修学旅行シーズンの6月や、駆け込み需要のある8月のお盆以降、1日14万人以上が来場すると予測している。ピーク時の来場者見込みは同22.7万人だ。再び大混乱を生まないためにも、予測が外れることを祈るしかない。
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ワイドショーは堰を切ったように「見どころ」を紹介しているが、本紙記者が「激ヤバ」と感じた要注意点とは――。●関連記事『【もっと見る】大阪・関西万博“裏の見どころ”を公開!要注意の「激ヤバスポット」5選』で詳報している。