北朝鮮で公開処刑…韓国映画・音楽を販売して銃殺刑の仰天
近くて遠い国、北朝鮮。いまだに多くの仰天ニュースが海を越えてくる。
先週も北朝鮮東南部の元山市から「北朝鮮らしい」事件が伝わってきた。同市に住む李さん(姓名のみ)が500人の観衆の前で公開処刑にあったのだ。
李さんは韓国映画・音楽をCDやUSBメモリーにコピーして海賊版を制作し、北朝鮮国内で販売。同行為が北朝鮮政府に察知されて逮捕され、本人も認めたために銃殺刑に処された。
韓国の映画・音楽を楽しむことは北朝鮮では反社会主義的とみなされるばかりか、昨年12月に採択された「反動思想排撃法」の規定により、李さんは元山市では同法下での最初の処刑者となった。現場最前列には李さんの妻や子供も同席させられていたという。
同法成立前、同様の罪を犯した場合は強制収容所か再教育施設に送り込まれていたが、より厳罰化された新法下では銃殺刑となるようだ。ちなみに李さんには12発の銃弾が撃ち込まれたという。