職場のデスクに人間の頭部が! 米国の解剖用献体協会で起きた嫌がらせ事件
職場のデスクの横に切断された人間の頭部が3つ置かれていた! スプラッターホラーのワンシーンのようだが、現実に米国で起きた事件だ。
普通の人なら失神してしまいそうな嫌がらせを受けたのは、イリノイ州の非営利団体「解剖用献体協会(AGA)」で遺体搬送コーディネーターとして勤務しているデール・ウィートリーさん(37)。
先日、職場のデスクの横の青いプラスチックの収納ボックスの上に切断された人間の頭部3つが置かれているのを発見し、警察に通報した。
置かれていたのは、解剖に使用された遺体の頭部だった。通常は解剖実習や研究に使用された後、遺体は指定の場所に保管されるのだが……。
上司が通りかかったので、なぜ、自分の席に人間の頭部が置かれているのか聞いたところ、「分からないな、デール。奇妙なことがたくさん起きてるみたいだがな」と答えたという。
デールさんは先月、上司に献体された遺体の防腐処理や保管が不適切で、その結果、腐敗やカビが発生していると苦情を上申した。デールさんは、今回の事件はそれに対する嫌がらせではないかと疑っており、裁判を起こすと同時に、同団体のずさんな遺体管理を告発している。