深刻化していた「ハッテン場」問題…スーパー銭湯のはしり、鹿児島の老舗公衆浴場が廃業の憂い
「見回りを強化し、プールの窓やドアを外して死角をなくすなど対策を講じましたが、それでも解決しなかった。男同士が全裸で抱き合ったり、湯気で見にくくなった蒸気サウナで性器をくわえているのを目撃。『出ていけ。二度と来るな』と言って追い出しました。常に見回らなければならず、それだけのスタッフもいません。同じ趣味を持つ者同士がSNSで知り合い、待ち合わせ時間を決め、現地で会う。ネットにそんな書き込みがありました。閉店するにあたり、お爺さんに連れられて来たというお孫さんから『なくなったら、どうしたらええか』と嘆かれました」(種子島さん)
鹿児島市内の公衆浴場はすべて天然温泉で、入浴料(460円)だけでサウナも利用できることから、市内の一部公衆浴場が格好の「出会いの場」になっている。
「LGBTを否定するつもりはありません。行為自体の問題です」と、県公衆浴場業生活衛生同業組合の永用八郎副理事長がこう続ける。
■「他にお客さんがいる公衆の面前でする必要があるのか」