【東京佐川急便事件】異聞(58)検察の意を伝えるだけの伝書鳩の役回りはご免だった
大臣に起用か否か、宮沢の意向自体に報道価値ありと判断
阿部文男の事件に戻る。阿部事件の捜査を指揮する検察幹部は、次期首相の宮沢喜一が組閣に当たり論功行賞で派閥事務総長の阿部を閣僚に起用すると厄介だ、と考えていた。仮に、検察の捜査内容をよく知らないまま起用したとしても、いったん任命してしまうと、首相には任命責任という政治上の責任が生…
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