岸田首相の「パーティー自粛」方針に右往左往…《金の切れ目が縁の切れ目》と自民党のもろさ露呈
「キックバック」はもとより、「氷代」や「餅代」は通常、政党を組織、維持したり、政策を実現したりするためには関係ない。むしろ、こうした不透明なカネの流れがあることで政策が歪められる可能性があるからこそ、政治資金規正法などの法律があるのではないのか。
経団連が自民党に毎年約24億円の政治献金をしていることについて、十倉雅和会長(73)は12月4日の会見で、「民主主義を維持していくにはコストがかかる」「企業がそれを負担するのは社会貢献の1つだ」などと発言。SNS上で《それを金権政治という》などと批判の声が続出しているが、「民主主義を維持するためのコスト」として政党交付金制度があり、すでに国民はそのコストを負担しているのだ。
SNS上でもこんな声が出ている。
《パーティーがなくなると政党の危機って…。まさに、金の切れ目が縁の切れ目の自民党》
《カネ集めのために政治やっていたのか?自民党は。本音が漏れているな》
《自民党は野党を「烏合の衆」「野合」とか言ってバカにしていたが、自分たちは「カネ」でつながっていただけ》
「党としても強い危機感を持って、この問題に一致結束して対応していく」
岸田首相のこの発言は「もうカネは配らないけれど皆、集まれ」という意味だったのかもしれない。