キユーソー流通システム×大東港運 倉庫・運輸関連、食品流通を手掛ける会社を比較
近所のスーパーではさまざまな食品が販売されています。店頭に並ぶまで、多くの人が商品に関わっています。原材料の生産、調達、調理、加工、包装……。その過程で流通も大事な役割を果たします。
今回は倉庫・物流業のなかで、食品物流を行っている「キユーソー流通システム」と「大東港運」の社員待遇を比較してみます。
キユーソーは1966年にキユーピーの倉庫部門が分離・独立して誕生しました。設立時の社名は「キユーピー倉庫」です。本社はマヨテラス(キユーピーマヨネーズ博物館)のある東京都調布市。キユーピー系ですが依存度は低く、食品物流の最大手として知られます。チルド・冷凍品に強く、食品物流に不可欠な低温倉庫、輸送拠点が全国にあります。
大東港運は57年に港湾運送事業を目的に「巽海運」として設立されました。海運業をはじめ、倉庫業、航空貨物の取次業などを行っています。畜産物や冷凍食品を軸に輸入貨物の取扱比率が8割。国内の鋼材輸送、荷役なども行っています。
業績はどうでしょうか。売上高はキユーソー(2023年11月期、連結)が1846億円、大東港運(24年3月期、同)が161億円。営業利益は40億円と6億円、純損益はマイナス13億円と5億円です。