裏金香典疑惑で雲隠れ…堀井学議員「サウナ潜伏」を追う 赤坂から歌舞伎町や六本木へ移動か
悪事が次々と露呈している。自民党を離党した堀井学衆院議員(52=比例北海道ブロック)が、秘書らを通じて選挙区内の有権者に対し、香典や枕花を提供した公選法違反(寄付行為)の疑いで関係先を家宅捜索した東京地検特捜部は、例の裏金を原資にした可能性が高いとみているという。堀井議員を任意聴取する方針だ。
公選法は政治家本人が葬儀などで香典を渡す場合を除き、選挙区内の有権者への寄付を禁じている。堀井議員をめぐっては2022年ごろ、地元の北海道9区内の有権者に対し、名前入りの香典や枕花を秘書らに持参させた疑いがあり、総額数十万円になるとみられている。その原資が違法な裏金だったとすれば、相当悪質だ。堀井議員は22年までの5年間で計2196万円もの不記載が判明している。
「堀井さんは今年1月、地元支援者向けの会合で裏金の受領を認めはしたものの、詳細については口を閉ざしたまま。以降、支援者から再三説明を求められたのに、ほぼ無視。シビレを切らした党の苫小牧支部が4月に〈(堀井を公認候補となる)支部長として認めない〉とする文書を選挙区内の22支部に送付。外堀を埋められた堀井さんは不出馬表明に追い込まれたのです。香典問題が噴き出したことで今月18日に離党。もはや、地元に居場所はありません」(道政関係者)