半導体大手エヌビディアの株式分割はバブル崩壊の前兆ではないのか?

公開日: 更新日:

 こうしてみると、米国市場は絶好調なようだが、そこにワナはないのか。

 実は、米国市場での株式分割は1990年代後半から2000年代初めに頻繁に実施され、年間で100社近い年もあった。そして、その株式分割ブームの後に起きたのが、ITバブルの崩壊だった。

 今回のエヌビディアに代表される株価の急騰や株式分割ブーム。見方を変えれば、株価が高騰しすぎ、膨らみすぎた結果としての株式分割とも受けとれるのだ。

 過去にも経験した危ない兆しなのではないのか。米国市場の危険要因は日本市場への悪影響も計り知れないだけに、投資家はこの点を心に留めておく必要があるだろう。 (丸)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    都心のマンションで急増する“性感メンズエステ”驚愕の実態「まったく気付かず…」と住民唖然

  2. 2

    楽天・田中将大は今や球団の「厄介者」…大幅負け越し&パワハラ関与疑惑に年俸2億円超ダウン

  3. 3

    桜井ユキが6年前、松坂桃李と演じた激しい濡れ場…朝ドラ「虎に翼」“涼子様”で人気全国区に

  4. 4

    楽天・田中将大に囁かれていた「移籍説」…実力も素行も問題視されるレジェンドの哀れ

  5. 5

    中日「ポスト立浪」に浮上する“第3の男” 侍J井端弘和監督、井上一樹二軍監督の名前が挙がるが…

  1. 6

    悠仁さま“親がかり”の「東大推薦」に1万2500人超の反対署名…志望校変更に現実味も

  2. 7

    阪神「常勝軍団」構築は“オカダの考え”がカギ…試合前に捕手に“講義”、名指し公開説教は日常茶飯事

  3. 8

    夏ドラマ唯一の“ロス”は読売テレビ深夜ドラマのみ?「ブラックペアン2」ですら話題にならない深刻

  4. 9

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  5. 10

    桂菊丸&泉アキ夫妻 熱海で「自給自足」スローライフ満喫