著者のコラム一覧
中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

為替相場は約2年かけて「1ドル=115円」を目指す カギは“日米金利差”の行方

公開日: 更新日:

 米国の利下げはこの逆パターン。今後、約2年かけて115円を目指すことになる。この間、日銀が利上げすれば、日米金利差の縮小で円高スピードに拍車をかける。22年1月の日経平均株価は2万7000円前後である。

■株式投資は「休むも相場」か

 日銀は24年3月19日に金融政策の見直しの一環でETFおよびJ-REITの新規の買い入れを終了、もう日経平均株価を下支えしない。

 パリオリンピックのお祭りムードの中、お盆休みを迎えるが、市場関係者や投資家はお祭りどころではあるまい。

 次期米大統領が誰になるかにもよるが、ドル高是正で円高に転換、輸入物価は下落。電気・ガス料金も値下がりし、デフレ再燃となれば、日銀は利上げどころではあるまい。投資のプロは「下げ相場」でも大儲けするが、「休むも相場」。暴落後のテクニカルリバウンドを経て、「貯蓄から投資へ」の真価が試されるお盆休みであろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”

  2. 2

    元ソフトバンク「伊奈ゴジラ」の転落人生…淡路島で盗み84件総額472万円、通算5度目の逮捕

  3. 3

    大関・大の里すでに「師匠超え」の鋼メンタル!スキャンダル報道もどこ吹く風で3度目賜杯

  4. 4

    米田哲也が万引きで逮捕!殿堂入りレジェンド350勝投手の悲しい近況…《苦しい生活を送っていたのは確か》

  5. 5

    テレ朝に“ナスD”超え「1億円横領」続々の過去…やりたい放題で解雇された社員のヤバい所業

  1. 6

    東洋大姫路・岡田監督が吐露「本当は履正社に再任用で残る予定で、母校に戻るつもりは…」

  2. 7

    かんぽ生命×第一生命HD 人生設計に大切な保険を扱う大手2社を比較

  3. 8

    山下智久「正直不動産」映画化でひと儲け狙うNHKに「甘い」の声も…山P人気は下降気味

  4. 9

    レイズ看板選手「未成年への性的虐待容疑」で逮捕も…ドミニカは殺人も銃撃も「無罪放免」の実態

  5. 10

    キムタク一家の妹Kōki,は映画主演の裏で…フルート奏者の姉Cocomiの話題作りと現在