為替相場は約2年かけて「1ドル=115円」を目指す カギは“日米金利差”の行方
米国の利下げはこの逆パターン。今後、約2年かけて115円を目指すことになる。この間、日銀が利上げすれば、日米金利差の縮小で円高スピードに拍車をかける。22年1月の日経平均株価は2万7000円前後である。
■株式投資は「休むも相場」か
日銀は24年3月19日に金融政策の見直しの一環でETFおよびJ-REITの新規の買い入れを終了、もう日経平均株価を下支えしない。
パリオリンピックのお祭りムードの中、お盆休みを迎えるが、市場関係者や投資家はお祭りどころではあるまい。
次期米大統領が誰になるかにもよるが、ドル高是正で円高に転換、輸入物価は下落。電気・ガス料金も値下がりし、デフレ再燃となれば、日銀は利上げどころではあるまい。投資のプロは「下げ相場」でも大儲けするが、「休むも相場」。暴落後のテクニカルリバウンドを経て、「貯蓄から投資へ」の真価が試されるお盆休みであろう。