株価乱高下はまるで「貯蓄から投機」…不確実性とリスクの高まりを専門家も警告
ゴールドマン・サックスによると、グローバルヘッジファンドによる日本株の売却ペースは8月2~8日の1週間に過去5年余りで最高を記録。一部の長期投資家はエクスポージャー(特定のリスクにさらされる資産の割合)を減らし始めた。
今後の経済見通しを協議するジャクソンホール経済シンポジウムが22~24日に開催される。シンポジウムには世界の中央銀行関係者らが集うが、注目は米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の23日に予定される講演。投資家は米国が9月に利下げに転じると想定しているからだ。
■スマホの出荷台数は2億8890万台に
手元で世界情勢が収集できるスマホの重要性も一段と増した。
ICT市場の調査会社Canalysが発表したデータによると、世界的に見れば、2024年第2四半期のスマホ市場は2ケタ成長し、出荷台数は2億8890万台に達した。出荷台数はサムスンが世界1位、アップル2位、中国シャオミ3位、中国ビボ4位、中国トランシオン5位と、中国3社合計なら世界トップだ。こちらも「世代交代」かーー。
米国が5Gで世界最先端、スマホも手掛けるファーウェイなど中国メーカーを警戒したのもうなずける躍進ぶりだ。