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渡辺周Tansa 編集長

日本テレビを経て2000年に朝日新聞入社。17年にワセダクロニクル(現Tansa)を創刊、電通と共同通信の癒着を暴く「買われた記事」で、日本外国特派員協会「報道の自由推進賞」。寄付で運営し非営利独立を貫く。ご支援を! https://tansajp.org/information/10731/

民主党政権になった途端に「政策評価」を廃止…経団連と自民党の出来レースだった

公開日: 更新日:

 政権交代が起きた09年はどうか。経団連は「現時点では十分は評価ができない」と、5段階評価をしなかった。民主党には「リーダーシップ」を、自民党には「健全野党として積極的な役割を」などと当たり障りのないコメントをしただけだった。

 翌10年には、経団連は政策評価を廃止し、企業・団体献金への関与をやめた。会長はキヤノンの御手洗冨士夫。記者会見で言った。

「従来の政策評価は硬直的で柔軟性に欠けた。長い間、自民党政権で、与党に評価が傾いてきた。今までのシステムでは実用性がないと気づいた」

 結局、自民党に献金するための出来レースだったのではないのか。 (敬称略、つづく)

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