道頓堀ラーメン店“切られた竜のシッポ”がカニの“ハサミ”に…看板会社社長が仕掛けたオロモいコラボ

公開日: 更新日:

 隣接する土地所有者との間で、立体看板の竜の“尾の部分”がはみ出していることが訴訟となり、8月に竜の“しっぽ”の切断を余儀なくされた大阪・道頓堀の「金龍ラーメン」。切断後にしっぽは金龍ラーメンで保管していたそうだが、17日、意外な形で復活した。

「しっぽの部分を切断した後、会社にも有効利用に関してのアイデアがいろいろ寄せられていました。そんな中、金龍さんと同じくウチの顧客だった『かに源』さんとお話ししていた時に、竜の尾のことが話題になったんです」(金龍の立体看板を制作した「ポップ工芸」社長・中村健一郎氏)

 その名の通り、カニ料理をメインとした「かに源」は金龍ラーメンから約15メートル離れた場所にあり、道頓堀のご近所さん。「かに源」の立て看板の制作もポップ工芸が請け負っていた。

「それで、僕がカニのハサミに尾を持たせたらオモロイんとちゃいますか? って提案したんです。『かに源』さんもかねてミナミを活性化させることに熱意を持っていましたから、“ぜひぜひ”と。それで金龍さん、かに源さんの両方を知るウチの会社が橋渡しをさせていただいたんです」

 そのような過程を経て実現した“竜のしっぽ”と“カニ”の夢のコラボは、お披露目そうそう話題を集め、通行する客らの目を楽しませている。「かに源」の武田源社長は能登半島の出身。10月10日までのコラボ期間中には、金龍ラーメンとともに「能登震災被災地募金運動」を行うという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    石破首相「トランプ関税」日米交渉へ怪しすぎる本気度…外務省の具申に「アベ案件だろ」と吐き捨て

  2. 2

    公明が自民に提案…物価高対策に「マイナポイント」活用案で国民の怒りに“火に油”

  3. 3

    関税交渉で日本が持参した危険な「お土産」か…米国債追加購入の無間地獄シナリオ

  4. 4

    大阪万博会場の“爆発”リスクはやっぱりヤバい…高濃度メタンガス問題に国や府は安全強調も、識者が疑問符

  5. 5

    立憲で急浮上の経済政策「馬淵案」に“一石三鳥”の可能性 トランプ関税めぐる交渉では日本の武器にも

  1. 6

    大阪万博の目玉 344億円の巨大木造リングはほぼフィンランド産…「日本の森林再生のため」の嘘っぱち

  2. 7

    石破政権vsトランプ関税は早くも「負け戦」確定か…交渉前から“お人よし”でカードを1枚失う

  3. 8

    旧統一教会は本当に解散させられるのか…米政権が「待った」をかける?

  4. 9

    「いきなり!ステーキ」倒産危機から一転…黒字転換&株主優待復活でも“不透明感”漂うナゼ

  5. 10

    農相が備蓄米の追加放出表明も「中小の米屋には回って来ない」…廃業ラッシュで地域の安定供給が滞る恐れ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    石橋貴明のセクハラに芸能界のドンが一喝の過去…フジも「みなさんのおかげです」“保毛尾田保毛男”で一緒に悪ノリ

  2. 2

    清原果耶ついにスランプ脱出なるか? 坂口健太郎と“TBS火10”で再タッグ、「おかえりモネ」以来の共演に期待

  3. 3

    だから桑田真澄さんは伝説的な存在だった。PL学園の野球部員は授業中に寝るはずなのに…

  4. 4

    PL学園で僕が直面した壮絶すぎる「鉄の掟」…部屋では常に正座で笑顔も禁止、身も心も休まらず

  5. 5

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  1. 6

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 7

    フジ火9「人事の人見」は大ブーメラン?地上波単独初主演Travis Japan松田元太の“黒歴史”になる恐れ

  3. 8

    ドジャース大谷 今季中の投手復帰は「幻」の気配…ブルペン調整が遅々として進まない本当の理由

  4. 9

    打撃絶不調・坂本勇人を「魚雷バット」が救う? 恩師の巨人元打撃コーチが重症度、治療法を指摘

  5. 10

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した