自民裏金事件が全国の県連にも拡大の予兆…旧安倍派の参院政倫審で飛び出した“新たな爆弾証言”

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 タレントの中居正広(52)を巡る女性トラブルとグダグダ対応でピンチのフジテレビ。連日のようにネットやワイドショー番組で取り上げられているネタだが、そんな状況をほくそ笑んでいるのかもしれないのが自民党の裏金議員たちだろう。

 自民党派閥の政治資金パーティーを巡る裏金事件で、参院政治倫理審査会(政倫審)が始まったのだが、テレビではまったくと言っていいほど報じられず、新聞の扱いも小さな囲み記事程度。有権者らの関心度が昨年ほど高まっていないからだ。

 20日は、揃って旧安倍派で、2022年までの5年間の不記載額が774万円に上った岡田直樹(62)、同648万円に上った加田裕之(54)両議員(いずれも党から戒告処分)の弁明を公開で聴取。岡田氏はパーティー券販売のノルマ超過分のキックバックを政治資金収支報告書に記載しない仕組みについて、「10年以上前から続けていた可能性がある」と証言したものの、自身は認識していなかったとし、理由については「派閥事務局の指導」や「他の事務所秘書から事例を聞いていたため」などとした。

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