ガソリン全国最高値の長野県「石油商業組合」に独禁法違反の疑いでメス! 公取委が重い腰上げた裏に自民の弱体化か
それにしてもなぜ、悪しき慣習は続いていたのか。指摘されているのは自民党との関係だ。
「組合幹部は『自民党長野県石油販売業支部』と『長野県石油政治連盟』の会計責任者を務めているのですが、これらの政治団体の収支報告書を確認すると、組合員から集めたカネを自民党長野県連支部連合会や県内の自民党支部に寄付していることが分かります。長野県は古くから自民党国会議員が強く、批判が出ても大丈夫だとタカをくくっていたのかもしれません。しかし、先の衆院選で自民が少数与党に転落し、勢力図に変化が出てきた。公取委も動きやすくなったのではないか」(地元記者)
果たしてガソリン価格が下がるきっかけとなるのか。
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