日産の命運を握るのは…米投資ファンドKKRとみずほ銀行、そして元役員なのだ
一方、日産買収を虎視眈々と狙う鴻海には、日産の元副最高執行責任者(副COO)を務め、日本電産社長に転じた関潤氏が、EV事業の最高戦略責任者兼アライアンス担当に就き、ルノーとの株式交渉に当たっている。
また、官製ファンドとして数多くの企業再生を手掛けるINCJには、カルロス・ゴーン時代に日産のCOOを務めた志賀俊之氏が会長兼CEOに座っている。役者は揃った。