秩父宮は東條英機の木で鼻をくくったような回答を読んで床に伏し死線をさまよった
東條英機首相の自筆の書簡は、彼自身の怒りがそのまま文面に表れていた。「帝国の現段階は一切の国力を挙げて完勝の一途に邁進しておるのですから、人事問題の如きは戦後の議論にして下さい。(略)その是非の論議は後世史家にお委せ下さい」という一節には、戦時下に余計なことを言うなという恫喝が…
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