皇道派系軍人で戦況を変えようと考えた近衛文麿の恐怖の感情

この戦争の敗戦はそのまま共産革命につながっている、というのは誰が書いたのか。むろん近衛文麿が天皇に差し出した上奏文だから、近衛の責任で書かれたことになっている。近衛のような貴族階級には、こうした恐怖の感情があっただろう。軍人の単純な歴史観、暴力で事の解決を図る思想や哲学は、共産…
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