「回天」で死した息子の日記を父親は転写し続けた
学徒出陣の中から特攻兵器の搭乗員として指名され、亡くなった学徒兵の悲劇は、歴史の中に正確に刻んでおくべきだと、私は考えている。それゆえに、たまたま生存という形で帰還した者や戦死した学徒兵の家族などに何人も会って取材を進めた。まとまった書にはしなかったが、戦争体験を語る論稿の中に…
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