大正7年7月から始まった米騒動は全国へと爆発的に広がった
大正時代の庶民の生活、意識の変化を確かめるには、大正7(1918)年7月から始まった米騒動を見ていくと実態がわかりやすい。この米不足は凶作とか不作といった理由からではなかった。「急速に発展した日本資本主義の矛盾の所産」(「歴代内閣・首相事典」鳥海靖編)と言ってもよかった。
…
この記事は有料会員限定です。
日刊ゲンダイDIGITALに有料会員登録すると続きをお読みいただけます。
(残り1,181文字/全文1,321文字)
【ログインしていただくと記事中の広告が非表示になります】