東京23区に大雪警報が出た5日、自民党安倍派の政治資金パーティー裏金事件で、政治資金規正法違反(虚偽記入)の罪で起訴された衆院議員の池田佳隆被告(57=自民除名)が、東京拘置所から保釈された。
雪が降りしきる中、マスクにコート姿の池田被告は身も心も寒かったのか、刑務官と報道陣に頭を下げると、さっさと迎えの車に乗った。
池田被告は政策秘書の柿沼和宏被告(45)と共謀、一昨年までの5年間で計4826万円のキックバックを受けたのに、政治資金収支報告書にウソの記入をしたとされる。柿沼被告も2日に保釈されたが、保釈金は300万円。“親分”の池田被告は1500万円だが、この程度の金は何とでもなるか。