京都市長選は松井孝治氏がヒヤヒヤ当選…与野党相乗り候補なのに中身グズグズの理由
4日投開票された京都市長選。自民、公明、立憲、国民の与野党がダンゴになって推した松井孝治氏(63=元民主党参院議員)が、共産党が推す福山和人氏(62=弁護士)に辛勝した。
松井氏17万7000票に福山氏16万1000票とヒヤヒヤの結果。与野党相乗りの候補だから楽勝と思われたのになぜなのか。
「現職市長の引退で16年ぶりの新顔対決でしたが、そもそも自民党に適当な候補がいなかった。そこに立憲系の松井氏が手を挙げたので自公とも乗ったのです。しかし、自公とも選挙戦ではおざなりの応援でした」(関係者)
一方の共産党推しの福山氏。もともと京都は共産党が強い土地柄。加えて与野党相乗りの松井氏に対して「国会で政治とカネで対決しながら、京都では手を握るなんて」という反東京感情の無党派層の票が流れた。「出口調査では無党派層は松井氏より福山氏のほうが上回っていた」(事情通)という。
ヒヤヒヤ勝利の与野党相乗り。その中身はグズグズだ。