著者のコラム一覧
室井佑月作家

1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

ええ私、熱烈な野党支持者ではあるけれど、石破茂さんのことが好きなんです。

公開日: 更新日:

『ルールを守る政党でなければならない。守っているかどうか検証されるような仕組みを作っていかねばならない』(石破茂・衆議院議員・自民党新総裁)

 これは9月27日の自民党総裁選で、総裁に選ばれ、会見したときの石破さんの言葉だ。

 なにについて語っているかというと、『裏金問題』について。そのあと、こうつづけたけれど。

「(処分された議員の)公認については党選対本部で議論して判断する」

 人間関係の軋轢や党の運営などを考えると、冒頭の発言のように綺麗に解決とはいかないのかもしれない。けど、あたしは石破さん自身は、冒頭の発言のような党にしたいと心から思っているんじゃないかと信じたい。

 ええ私、熱烈な野党支持者ではあるけれど、彼のことが好きなんです。

 私がテレビでコメンテーターをしていた頃、石破さんとは何度かご一緒することがあった。

 私が出ている番組は政治について取り扱うが、報道番組ではなく情報バラエティー。小池百合子都知事が元自民党であったことも知らない若い兄さんが、番組を作っていたりする。もちろんそういう緩い番組だったから専門家でもないあたしも出ていたのであるが、そういうところに呼ばれて出てくる政治家も、実務能力よりタレント要素の強い政治家ばかり。そして、番組全体として、与党でないという理由から、野党政治家をナメ腐っているのであった。

■関連キーワード

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  2. 2

    五輪ニッポン「破産」するスポーツ団体が続出か…JOCは早くも助成金の大幅減額通達

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  4. 4

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  5. 5

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸300億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  5. 10

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは