石破自民の支持率は早くも“危険水域”に…安倍元首相「自民党は人材の宝庫」の空疎
■石破首相の「ぶれぶれ・よろよろ」に国民は唖然茫然
党内では、小泉進次郎元環境相(43)や高市早苗経済安保担当(63)を新総裁に選ぶべきだった、との声が出ているらしいが、小泉氏であれば党首討論は成り立たず、高市氏はそもそも裏金候補「容認」の姿勢だったから、今以上に世論批判が高まっていただろう。
いずれにせよ、誰が新総裁に就いても結局、中身が同じなのだから、遅かれ早かれ、支持率が急落するのは分かっていた。それでも国民は「ぶれない政治家」を標榜していた石破氏に期待していたはずだ。しかし、石破氏は与野党論戦を経た上での解散を主張しながら、何のためらいもなく早期解散に踏み切り、意欲的だった金融所得課税強化や選択的夫婦別姓制度の導入なども、その言動がどんどん後退。
「ぶれぶれ・よろよろ」の姿勢に国民は唖然茫然としたに違いない。
「わが党は人材の宝庫だ」。故・安倍晋三元首相は幾度となく、こう繰り返していたが、今の自民党は「宝庫」どころか中身は「バッタもん」ばかり。党内からは「選挙が終わったら倒閣運動を起こす」といった声も出ているようだが、いい加減、コップの中の権力闘争に血道を上げるのではなく、苦しい国民生活のことを本気で考える政党に生まれ変わるべきだ。