シリーズ「昭和の亡霊・7つの戦時用語」(10)太平洋戦争の多くが日本の「敗戦」だった

実際には戦争という状態なのに、事変という言葉で事態を糊塗するから奇妙な造語がはびこるようになる。すでに述べたように「暴支膺懲」などはその一例だが、これまで説明してきたように戦時用語の類いもその流れである。
他にも例えば、傀儡政権などの単語がそうであった。これは親日政権と…
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