トランプ詣でが無事に終わって大ハシャギ…舞い上がる石破首相の大いなる勘違い
弱腰ではなにもかも奪われる
![日米共同訓練の開始式で、国旗を掲げる陸上自衛隊員(手前の3人)と米海兵隊員(C)共同通信社](https://c799eb2b0cad47596bf7b1e050e83426.cdnext.stream.ne.jp/img/article/000/367/603/a1c686b5ac7217eb1964599e5040e9d120250212110253894_262_262.jpg)
袖にされたり、高額関税を突きつけられなかっただけで「大成功」と欣喜雀躍の石破首相。政権運営に自信を深めているらしいが、もともと御しやすい相手だから、あえてケンカを吹っ掛けずに上納させるだけのこと。波乱はこれからで、首相も野党もメディアも甘すぎる。
◇ ◇ ◇
トランプ大統領から「素晴らしい首相だ」と褒められたのがよほどうれしかったのか、最大の懸案事項だった「トランプ詣で」を無事に終えた石破首相が大ハシャギしている。帰国後、NHKを筆頭に大手メディアのインタビューに応じては、「共感があった」「『もう一回会って話したい』という感じを持てた」と、トランプとの初顔合わせがうまくいったと、誇らしげに語っている。
日本側が懸念していた「関税引き上げ」などの対日圧力をひとまず回避したことで、大手メディアや野党までが、日米首脳会談を「率直に評価したい」「一定の成果を上げられたのではないか」と称えている状況だ。
しかし、最初の会談を波乱なく終えただけで舞い上がるのは、少し甘いのではないか。
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