中学2年から22年で1000回超…「側溝のぞき見男」が潜んでいた犯行現場写真
「生まれ変わったら道になりたい」「短所は側溝に入ってしまうこと。興奮してやめられない」
10年前の逮捕時、警察の調べに対し、こう「名言」を残した「側溝男」の初公判が11月28日、神戸地裁で開かれた。
性的姿態撮影処罰法違反の罪に問われているのは、神戸市東灘区の無職、平井泰臣被告(36)。平井被告は9月8日、盗撮目的で神戸市東灘区の地下道近くの側溝にスマホを設置。帰宅途中の女子高生が鉄製の「グレーチング」の側溝内に置いてあったスマホを見つけた。スマホの画面が録画モードになっていたことから、女子高生は「おかしいな」と思い交番に届けた。
兵庫県警は盗撮目的とみて捜査を開始。捜査員らの頭の中には、「ある男の顔」が浮かんでいた。
6日後の14日、捜査員が現場付近の防犯カメラを捜査中、側溝内でカバンを発見。ふと視線を側溝の奥に向けると、四つん這いの状態で呆然と捜査員を見つめる平井被告と目が合った。あわてた平井被告は後ずさりしながら、逃走を図ろうとした。