朝ドラ「おむすび」のツボ!~「ちゃんとやれや、ボケ、カス」英語教師の“関西弁セリフ”に思わずお返しを…

公開日: 更新日:
コクハク

第8週「さよなら糸島 ただいま神戸」#39

【朝ドラのツボ!】

 聖人(北村有起哉)と愛子(麻生久美子)の理容店が新装オープン。佐久間美佐江(キムラ緑子)やテーラーの高橋要蔵(内場勝則)など、さくら通り商店街の面々が祝いに来てくれる。

 一方、結(橋本環奈)は栄養専門学校で多岐にわたる授業を受け、ついていくのに必死で四苦八苦する。休み時間に佳純(平祐奈)と話すと、佳純は親が病院を経営しているという。


【こちらもどうぞ】ケバくなった結に「あんた、なめとん?」新キャラ・山本舞香演じる同級生が怖かった!

【本日のツボ】

「ちゃんとやれや、ボケ、カス」
 ※※以下、ネタバレあります※※

「ヘアサロン ヨネダ」、無事にオープンしました。早くもさくら商店街の人たちのたまり場になっています。聖人、いや聖ちゃん、商店街の人気者なのですね。引っ越しや開店の費用、さらには結の栄養士専門学校の入学金などどこから捻出したのか、という疑問は湧きますが、それは言わないこととします。

 人気者の聖ちゃんとは対照的に、孤立するナベさん(緒形直人)が心配です。そもそも、靴店を営んでいるようですが、店内に置かれている靴の数が少な過ぎてびっくり。あれで商売が成り立つのか心配です。

 店内に真紀ちゃんの写真を飾っていましたが、普通、亡くなった妻の写真も並べるのではないか、と思ったり…。

 一方の神戸栄養専門学校です。沙智(山本舞香)vs結かと思っていましたら、沙智vs佳純のパターンもあるのか、と。

 ヒロインと敵対するライバル的な話は、前期の「虎に翼」の寅子vsよねで正解を見てしまった感もあり、その記憶が残っているなかで、またもやこのパターンはキツいなあと思っていたら、沙智vs佳純で少し面白くなってきました。

 ま、子どものような言い合いで、寅子vsよねの足元にも及びませんが…。それも言わないこととします。

 ストーリーがなかなか盛り上がらないので、キャラに逃げたのかと思われるのが、英語の先生でした。真面目に授業を受けない結に、「ちゃんとやれや、ボケ、カス」と大阪弁で叱咤していました。

 その言葉、「おむすび」制作チームにそっくりお返ししたいと思ったのは、私だけでしょうか。

 栄養士になりたいと言っていたくせに、結はどうして真剣に授業を受けないのでしょう。心の声、要りません。しっかり勉強してください。

(桧山珠美/TVコラムニスト)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    松本人志「事実無根」から一転、提訴取り下げの背景…黒塗りされた“大物タレント”を守るため?

  2. 2

    島田洋七が松本人志復帰説を一蹴…「視聴者は笑えない」「“天才”と周囲が持ち上げすぎ」と苦言

  3. 3

    人気作の続編「民王R」「トラベルナース」が明暗を分けたワケ…テレ朝の“続編戦略”は1勝1敗

  4. 4

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  5. 5

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  1. 6

    松本人志が文春訴訟取り下げで失った「大切なもの」…焦点は復帰時期や謝罪会見ではない

  2. 7

    窪田正孝の人気を食っちゃった? NHK「宙わたる教室」金髪の小林虎之介が《心に刺さる》ファン増殖中

  3. 8

    井上真央ようやくかなった松本潤への“結婚お断り”宣言 これまで否定できなかった苦しい胸中

  4. 9

    菊川怜が選んだのはトロフィーワイフより母親…離婚で玉の輿7年半にピリオド、芸能界に返り咲き

  5. 10

    福山雅治は自宅に帰らず…吹石一恵と「6月離婚説」の真偽

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    西武ならレギュラー?FA権行使の阪神・原口文仁にオリ、楽天、ロッテからも意外な需要

  2. 2

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動

  3. 3

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  4. 4

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏の勝因は「SNS戦略」って本当?TV情報番組では法規制に言及したタレントも

  5. 5

    小泉今日子×小林聡美「団地のふたり」も《もう見ない》…“バディー”ドラマ「喧嘩シーン」への嫌悪感

  1. 6

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  2. 7

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  3. 8

    首都圏の「住み続けたい駅」1位、2位の超意外! かつて人気の吉祥寺は46位、代官山は15位

  4. 9

    兵庫県知事選・斎藤元彦氏圧勝のウラ パワハラ疑惑の前職を勝たせた「同情論」と「陰謀論」

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇