レズビアンバーを初体験! 接客、ショータイムにドキドキ…そこは「秘密の楽園」だった
百合的趣向、なぜ増える?
レズビアンバー。名前は聞いたことがあっても、足を踏み入れたことがある人は、少ないのではないでしょうか。
店内ではどんな接客が行われているのか、最近増えている男装女子バーとはどういうところが違うのか、実際に体験してきました。
【内藤みかのあたらしいのがお好き】
近頃は男装カフェや男装バーが地方都市でも人気を呼んだり、男装ホストがホストクラブでナンバーワンになるなど、「女性が女性を推す」というスタイルがじわじわ広がりつつあります。
こうした百合的趣向が流行り始めているのは、女同士のほうが安心できるからかもしれません。
そんななか、仙台にオープン8年目を迎えるレズビアンバー「楽園」があると知りました。オーナーであるヒノヒロコさんは、『いじめられっ子がレズビアンバー楽園で一晩800万の女王様になるまで:地獄のような毎日から人生逆転した女性のストーリー』というkindle本を出版した美大大学院卒の才女です。
官能的なインテリアの店内
仙台の繁華街・国分町のビルにあるバーに入ると、赤いシャンデリアが下がる官能的なインテリアと、ヒノさん自身が描いた美しい花々の壁面が。
そして黒い衣装に身を包む妖艶な女性たちが…!「ボンテージが制服」というだけあって、胸の谷間が美しくのぞいていてドキドキです。
キャストは全員「女性が好きな女性」
あまりにも新鮮だったのは、ホストクラブと違い、隣に座ってお話をしてくれるのが、女性だということ! むっちりしたおみ足からタトゥーがお目見えしているのが眩しいわ胸の谷間もあるわで、もう…どこを見ていいのかわかりません!
オロオロしている私を、微笑んで見守る女神のようなヒノさん。私が落ち着くのを待ってからお店のことを色々教えてくれました。
彼女は仙台にレズビアンのお店がなかったので作ったと話します。男装バーは、女性が恋愛対象というわけではないキャストもいるかも知れないけれど、レズビアンバーのキャストは全員、女性が好きなのだそうです。
そして、男装バーはキャストが男性の格好をしているけれど、レズビアンバーは女性の姿のままで接客をするところ。胸や脚を露出しているので、いやでも「女という性」を強く意識してしまいます。
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オーダーメードなショータイムを堪能
こちらのお店では、接客がとてもきめ細やかで、その場にいるお客様に合わせて、ショータイムの内容や衣装を考えるのだとか。
この夜は、メンズストリップも行ったことがあると嬉々として話す私のために、構成を考えてくださいました。
始まったショーは2曲構成で、最初は思わずキャー! と叫んでしまうような、露出度もダンスもかなり最高レベルなもの。目の前で揺れる胸やお尻をたっぷり堪能です。そして2曲目はしっとり…。
真っ赤なドレス姿で踊るたびに中のタトゥーがチラチラするのがオシャレすぎです。
キャストの皆さんはパーソナルトレーナーの指導のもと身体を引き締めていて、ヒップの上がりっぷりも素晴らしかったです。
チップタイムも濃厚すぎて…
ショータイムの後は、キャストの胸元にチップを挟んだり、お返しにドキドキするようないろんなコトをしていただいたりと、盛り上がりは最高潮!
ショータイムのあるレズビアンバーは初めてでしたが、飲めてお話しできてショーも観られて、かなりオトク感がありました。
何より良かったのは、彼女たちを見て「女の子って綺麗だな」「女性って素敵だな」と思えたこと。ありのまま、女のままっていいなと素直にそう思えました。
「楽園」のキャストは4人。週末はバイトさんも増えてさらに賑やかになるそうです。
女性が好きな女性たちからおもてなしを受けたくなった時は、レズビアンバーを訪ねてみましょう。経験したことがないような濃厚な時間を過ごせるはず。
(内藤みか/作家)