大谷「外野起用プラン」前倒しに現実味…ドジャース面談の“FA最大目玉”ソトはザル外野手
破壊力バツグンの打線でワールドシリーズを制したドジャースが、来季はさらに打ちまくるつもりらしい。
日本時間20日、ドジャースがFA最大の目玉であるフアン・ソト(26=ヤンキースからFA)とカリフォルニア州のオレンジカウンティーで面談したという。ロスの地元局「KTLA」の記者が自身のXで伝えた。
ソトは今季、157試合に出場して打率.288、41本塁打、109打点。ヤンキースのリーグ優勝に大きく貢献した。まだ26歳と若く、10年1000億円超の大谷翔平(30)並みの大型契約が確実視されている。「ドジャースはその打撃技術はもちろん、選球眼の良さを評価している。そのため四球が多く、メジャー通算の出塁率は.421と秀逸ですからね」とは特派員のひとりだ。
ドジャースがソトを獲得すれば、ワールドシリーズを争ったヤンキースの戦力をそいで、なおかつ打線はさらにパワーアップする。
この“一石二鳥”の補強は、来季以降の大谷にも大きく影響するという。
米メディアの多くは当初、ドジャースはソト獲得に動かないだろうとみていた。突出した打撃とは対照的に、外野守備が良くない。米「ファングラフス」が算出した守備指数のUZRは「マイナス5.1」。これは「平均以下」の評価で、DHでの起用を視野に入れる球団も中にはあるという。ところが、ドジャースのDHは大谷の占有ポジション。年齢からいって長期契約が必至のソトの守備力が、年を追うごとにさらに低下するようなら、DHのポジションが大谷とかぶることになるからだ。