イチロー米野球殿堂入り確実視 シアトルでの「ネーミングライツ」が最高のご褒美に
マリナーズなどでプレーし、メジャー通算3089安打を放ったイチロー氏(51)が日本時間19日、2025年の米野球殿堂入りの候補に入った。
米国での殿堂入りは、メジャーで10年以上プレーし、引退から5年が経過した選手が対象。野球記者協会に10年以上在籍する記者による投票で、75%以上の得票が必要になる。結果は来年1月22日に発表される。
日本人ではこれまで、野茂英雄氏(ドジャースほか)、松井秀喜氏(ヤンキースほか)が候補に挙がったものの、選出されなかった。
19年に現役引退したイチロー氏は、日本人初の栄誉が確実な上に、19年のマリアノ・リベラ(ヤンキース)に次ぐ史上2人目の満票での選出が有力視されている。
イチロー氏が殿堂入りを果たせば、マリナーズの選手、指導者では16年のケン・グリフィーJr、19年のエドガー・マルティネスらに続いて球団史上8人目。マ軍の規定に従い現役時代に付けていた背番号「51」は、グリフィーJrの「24」、マルティネスの「11」に次いで球団史上3人目の永久欠番に制定される見込みだ。