再犯“ひょっこり男”の呆れた動機と勝手な言い分 自転車であおり運転、約4カ月で通報42件

公開日: 更新日:

「運転手の驚く顔が見たかった」

 2019年9月、成島容疑者は桶川市内をチャリで走行中、対向車線を走るワンボックスカーの前にいきなり飛び出し、急ブレーキをかけさせ、運転手の女性にケガをさせた。その際、動機について「運転手の驚く顔が見たかった」と供述していた。

 他にも「車の運転手のマナーが悪いので注意を促した」とか、「運転手がビックリする顔を見るとイライラが解消した」「自転車のそばを追い抜かすドライバーに腹が立ち、仕返しして気分がスッとした」などと、自分勝手な言い分を並べていた。

「当時、成島があおり運転をするシーンが繰り返しニュースで流れ、ひょっこり男の姿を見つけただけで住民が通報するケースもあった。有罪判決を受け、執行猶予中だった20年10月には、成島の蛇行運転を注意した男性とトラブルになり、相手の胸ぐらをつかみ、暴行容疑で逮捕された。当時、成島は『自転車に乗っていただけなのに文句を言われ、腹が立った』と供述していた」(前出の捜査事情通)

 21年には懲役8月、罰金20万円の実刑判決を言い渡されている。刑務所に出てきても、また同じことの繰り返し。刑罰を科しても何の効き目もないとなれば、いっそのこと「痛い目」に遭わないと分からないのか。

最新の政治・社会記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 事件のアクセスランキング

  1. 1

    死亡した元兵庫県議めぐる立花孝志氏の発言を県警本部長が完全否定&異例の言及…いよいよ“ガチ捜査”に突入か

  2. 2

    大阪府警捜査員300人による41人大捕物で分かった…違法ネットカジノの実態

  3. 3

    恵比寿に集結した“悪質スカウト”をまとめて摘発した警視庁の本当の狙い

  4. 4

    長野駅の無差別殺傷事件がインバウンドに与える影響…崩れゆく「日本は安全」のイメージ

  5. 5

    広島県・大久野島でウサギ虐待→大量死か…逮捕された男は「蹴ったらどうなるのか、見てみたかった」

  1. 6

    開店半年で会員200人…摘発された錦糸町のハプバー「人気の秘密と集客の手口」

  2. 7

    トー横で15歳少女を“借金沼”にハメたイケメンホストの素性は…高校野球の名門「駒大苫小牧」の元主将

  3. 8

    他人のカネと部署の積立金をシレッとネコババ…東京国税局30代職員への大甘処分と発覚のきっかけ

  4. 9

    大規模風俗スカウト組織がランク付けして「人身売買」…警視庁はトクリュウと認定、捜査本部を設置

  5. 10

    買ってもいない唐揚げの「代金返せ」と要求…未遂に終わった大阪のクレーマーがパクられた理由

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 3

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  4. 4

    フジテレビにはびこる“不適切すぎる昭和体質”…他局の元TVマンも「お台場だけ時が止まっている」と厳しい指摘

  5. 5

    豊昇龍は横綱昇進確実、相撲協会も万々歳だが…"朝青龍の甥”に素行や品格、技術で不安はないか?

  1. 6

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  2. 7

    GACKTは“陰謀論匂わせ”の常習者…中居引退に「裏が…」、新型コロナを「世界的な仕掛け」と指摘

  3. 8

    フジテレビの“天皇”日枝久氏が雲隠れ…社内紛糾、迷走で「院政崩壊」へカウントダウン

  4. 9

    中居正広の女性トラブル問題で大揺れのフジテレビ…社員の悲痛な叫びに賛同が広がらないワケ

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ