「岩型カメラ」を自作し150kmの長距離遠征…女性風呂盗撮男のすさまじい執念
そんな出来事があったとはつゆ知らず、石塚容疑者は再び人目につかぬように女風呂に侵入。心躍らせながら、盗撮動画が保存されているはずの隠しカメラを回収しようとした。
ところが設置したハズの隠しカメラが、あるべきところからなくなっていた。「アレ、ない、ない、ない……」。その瞬間、石塚容疑者は盗撮がバレたと思い、慌てふためいたようだ。
「押収したカメラを解析したところ、保存された映像などから本人の特定に至った。本人も証拠品を押収された時点で、犯行がバレるのは時間の問題と思ったのだろう。観念したようで、犯行から4日後の10日午後、自ら警察に出頭した」(前出の捜査事情通)
調べに対し、「入浴中の女性をひそかに小型カメラで撮影しようとしていた」と、容疑を認めているという。
石塚容疑者は自宅のある南相馬市から、犯行現場となった山形市まで約150キロ、車で2時間ほどの距離を盗撮を目的にして遠征していた。警察は余罪があるとみて、調べを進める。
「岩型」隠しカメラは手の込んだ細工がしてあったが、一般女性に一発で見破られるぐらいだから、「完成度」はイマイチだったのだろう。