マクドナルド中学生殺傷事件「防犯カメラの映像」を公開できないのはなぜ? 元刑事が解説
今月14日、北九州市小倉南区徳力の「マクドナルド322徳力店」で塾帰りの中学生2人が刃物で刺され、15歳の女子生徒が殺害された事件。福岡県警は店内の防犯カメラの映像を解析し、現場から逃げた男は170センチ程度、40歳くらい、灰色の上着と黒のズボンを着用、黄色いサンダルを履いていたと明かしている。
しかし男は、刃物を持ったまま逃走し捕まっていないため、16日には市内の小中学、高校などで登校を控えた児童や生徒が4000人を超えたという。犯人の顔がわからないことで不安を募らせる人が多く、SNSには《なんでマックの防犯カメラ映像を隠すんだ!》《被害者やなしに防犯カメラの映像公開するのが先でしょうに…》《犯人の顔や防犯カメラ映像公開しないのは、普通に考えて、捕まえれてはいないけど、特定してるし、監視もしてるからじゃない?頑張れ警察。》などの声があがる。
近年は、監視カメラはいたるところに設置されているが、事件が発生した際にすぐに防犯カメラの映像を公開できる場合とそうでないケースがある。何が違うのか。
元警視庁刑事の吉川祐二氏はこう言う。