ウソの「床下工事」で5700万円詐取…準暴力団「打越スペクター」ダマしの手口

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 自宅に上がり込むと、<あー、これダメですね><床下の木部もズレており、これも今すぐ補強工事しないと家が傾きます><床下の湿気がすごいので、放置すると木が腐って崩れます><害獣駆除の工事をウチが引き継ぎました。前の工事から日が経ち、シロアリがいるので駆除しないとダメです>などとたたみかけ、不必要な工事を持ちかけていた。

■特殊詐欺との二刀流

「打越スペクターはもともと東京・八王子を拠点とする暴走族で、年齢を重ね、引退した元メンバーが半グレ化した。『三洋』『三農』は会社としての実態がなく、登記もしていません。斎藤はリフォーム詐欺がメインで、他のメンバーは主に特殊詐欺を繰り返し、だまし取った金はスペクターの資金源になっていた。昨年7月、メンバー4人がリフォーム詐欺で逮捕されたが、そのうち2人は特殊詐欺事件にも関わっていた。どちらも高齢者をターゲットとすることから、同じ高齢者の名簿が使われていた可能性もある」(捜査事情通)

 このところ「点検商法」で工事代金をだまし取る悪質業者の摘発が相次いでいるが、戸建てに住む高齢者を狙う詐欺グループは、まだまだ全国で暗躍している。

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