中4日登板で被弾…広島・マエケンに米球界の期待と不安

公開日: 更新日:

「体調が万全だろうがなかろうが、結果が全て」
 広島の前田健(25)が悔しさをにじませた。

 5回3失点で負け投手となった17日の巨人戦。中4日で挑んだエースの投球は本来の出来ではなかった。三回、先頭の亀井に安打を許すと、ハリを感じたのか、背中を触るしぐさを見せた。そして伏兵の寺内に甘く入ったスライダーを左翼席に運ばれた。

 野村監督も「疲れ? そうですね。この1カ月半、無理をしてもらった」とかばった。

 今季は15勝をマークし、最優秀防御率(2.10)のタイトルを獲得したが満身創痍(そうい)という。WBCでは右肩痛を抱えながらフル回転。シーズン中は4月に右肩痛、6月には右脇腹痛で2度、登録抹消された。今季終盤は巨人戦に中4日で登板。肩や背中に不安を抱えつつ結果を残した精神力は立派だ。

 一方、前田のフル回転に心配顔なのがメジャー関係者。

楽天の田中よりも活躍できる」と、太鼓判を押すメジャースカウトがこう言う。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  3. 3

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  4. 4

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  5. 5

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  1. 6

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  2. 7

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差

  3. 8

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  4. 9

    フジテレビを救うのは経歴ピカピカの社外取締役ではなく“営業の猛者”と呼ばれる女性プロパーか?

  5. 10

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された