金満球団方向転換? 田中将大に“逆風”吹けば黒田が儲かる
楽天・田中将大(25)のメジャー移籍が宙に浮く中、同じ日本人右腕の動向に注目が集まっている。
田中の入札を検討していた球団が、ヤンキースからFAになったベテランの黒田博樹(38)に方向転換する可能性があるからだ。
今オフのFA市場に出ている主な先発投手はガーザ(前レンジャーズ)、E・サンタナ(前ロイヤルズ)ら黒田も含めて5人。今季は終盤に息切れし、32試合に登板し11勝13敗と負け越したとはいえ、防御率は3.31。クオリティースタート(QS)は19試合と安定した投球だった。FAの先発投手の中ではヒメネス(前インディアンス)の13勝に次ぐ勝ち星を挙げており、ベテラン右腕は目玉のひとりだ。
今季の黒田はロサンゼルスに家族を残してニューヨークに単身赴任。来季は西海岸でのプレーも選択肢に入れているという。
田中のポスティングに参加するとみられていた西海岸の金満球団は古巣ドジャースにエンゼルス。資金力が豊富な両球団が田中から黒田に乗り換えれば、相場も上がる。
ベテラン右腕は田中資金で潤うか。