シャルケCL敗退危機 内田のW杯レギュラーにも“黄信号”
シャルケDF内田篤人(25)の生命線は「欧州CLの常連」である。
日本人CL最多出場記録保持者にして唯一のCLベスト4経験者。欧州の名だたる強豪との試合で攻守のバランスを取りつつ、チームを勝利に導くプレーをこなす。CLでの高評価が日本代表定着のよりどころなのだ。
そのシャルケが今CLで苦戦続き。グループE組で序盤2連勝からチェルシー相手に2連敗。そして迎えた5試合目のステアウア・ブカレスト戦(日本時間27日午前4時45分開始)も、低調な戦いに終始してしまった。
右SBで先発した内田は前半10、12分と右サイドを攻め上がり、20分すぎには相手ペナルティーエリアに侵入して好機を狙い、その直後には相対する選手を“マタ抜き”でかわすなど攻撃面で存在感アピールである。
■パフォーマンス低下が心配
しかし、後半になるとチームも内田も一気にトーンダウン。スコアレスドローで逃げ切るのがやっとだった。これでグループリーグE組の順位争いが混沌としてきた。