松山「ルーキー賞金王」で囁かれる日本男子プロゴルフ崩壊懸念

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 今年は全米オープン、全英オープンとメジャーで連続トップ10入りを決めて「松山なら日本人初のメジャーチャンプになるかも知れない」との期待を持たせてくれた。世界と掛け持ちで日本ツアーの賞金王を決めて、米シードも獲得。国内大会に出場すれば、ひと目見てやろうというファンも多い。ギャラリーを呼べる大物ルーキーなのだ。しかし、来年は米ツアーに主戦場を移す。国内大会不在となればギャラリーも集まらない。

 それを象徴したのが、今年の日本オープンだ。関東圏で交通アクセスのいい茨城GC東C(つくばみらい市)で開催されたのだが、松山が出場しなかったことで入場者数が激減。天候不良もあって、5日間でわずか9139人と、わが国を代表するナショナルオープンで閑古鳥が鳴いていた。過去最少の04年大会(石川・片山津GC1万3605人)をも大きく下回るありさまだった。

■多くの男子プロが“リストラ”される

 松山が出ない試合など、ファンは少しも関心を示さないことがよくわかる。注目されない大会に大金を使うスポンサーも現れず、ツアーのジリ貧に拍車がかかるのは目に見えている。

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