賞金女王争い 「横峯vs森田」280万円差の“人間模様”
■大王製紙エリエールレディス 愛媛・エリエールGC松山=6442ヤード・パー72
前戦の伊藤園レディスでは横峯さくら(27)が4勝目を挙げ、それまで首位キープの森田理香子(23)に1170万円差をつけてトップに躍り出た。
そして大王製紙エリエールレディスは森田が、「スイングさえよければ残り2戦連続優勝もある」の宣言どおり、5カ月ぶりとなる優勝でトップの座を奪い返した。
森田の獲得賞金は約1億2530万円、横峯が約1億2250万円。すでに“女王権利”は2人に絞られており、その差は約280万円。若くて勢いのある森田が初タイトル獲得か、それとも2009年以来4年ぶり2度目の横峯か。
いずれにしろ3年連続で韓国勢が独占した女王タイトルの行方は、日本選手2人によって最終戦リコーカップ(28日開幕)で決着がつくだけに、目が離せなくなってきた。
■データ的にさくら有利も
ツアー22勝の横峯のほうが、6勝の森田より経験も実績も豊富。さらに最終戦が行われる宮崎CCは8年連続出場の横峯が2勝(09年、06年)。地元開催だけに地の利もある。一方、森田は10年から3年連続出場で、12年大会11位(通算2アンダー)が最高位。過去データからは横峯有利となる。