新入札制度も絡んで…阪神の新守護神・呉昇桓獲得の“全真相”
日米間でドタバタしていた入札制度問題が、阪神が獲得した右腕・呉昇桓(オスンファン)(前・韓国サムスン)の争奪戦に「飛び火」していたという。
呉の代理人は今年6月、ソフトバンクに早々と売り込みをかけていた。韓国選手にとってソフトバンクのホームタウンである福岡は母国から近く、潤沢な資金力も魅力だ。
呉の身長は178センチ。投手としてはさほど高くはない。千賀や五十嵐とタイプも似ていることからソッポを向かれたという。
「球団は、呉が190センチ以上の長身なら獲得を考えたと思う。『球に角度があって、球質が重ければ阪神と同等か、それ以上の条件を提示したかもしれない』と漏らしていた関係者もいますから」(ソフトバンクOB)
■阪神は保険だった?
その後、呉サイドは守護神不在の阪神と接触。阪神は呉を獲得できると踏んで11月10日過ぎには、今季8勝12敗、防御率はリーグ3位(2.74)のスタンリッジの放出を決定。外国人枠を空けた。