呉も中田賢も鶴岡も…阪神の補強、威勢はいいが全滅危機
阪神の補強作戦が混沌としてきた。
今オフ、補強ポイントの抑え候補として、韓国サムスンの呉昇桓(31)の獲得に照準を絞った。13日には、南球団社長が「(優先順位として)一番は呉を獲得すること」と話した。
しかし、ここにきて移籍金を含めると総額5億円とも7億円ともいわれる資金が必要になることが明らかになったことに加え、呉の所属するサムスンがアジアシリーズに出場することで具体的な交渉がなかなか進まず、獲得に暗雲が漂い始めているという。
阪神の助っ人はマートン、メッセンジャーの残留が濃厚で、新助っ人のゴメスが加入した。外国人枠の残り1枠に呉が入れば万々歳で、呉の獲得に失敗しても、スタンリッジを残留させればいいといっても、それでは懸案の抑え投手が獲得できない事態に陥る。
<久保も流出か>
しかも、12日には、右腕の久保がFA宣言。阪神は宣言残留を認める方針とはいえ、DeNAを筆頭に複数球団が獲得に乗り出すとみられており、退団危機になっている。