平昌五輪を目指すなら…浅田真央に求められる「コーチ交代」
■心のケアができず
佐藤信夫コーチ(72)も「なんて言ったらいいか分からないですね。何が彼女の中で引っかかっているのか。調子は悪いわけではない。これが五輪といえば、それまでなんでしょう」というだけ。浮足立つ教え子に対しお手上げ状態だった。
佐藤コーチはフリー演技直前、高熱で寝込んだ教え子が気力でリンクに上がり、会心の演技を披露した話を真央に聞かせたという。「どんな状況に追い込まれても選手は気持ち次第」ということなのだろう。「リンクで何かあったら、助けにいってやるから」とも言ったそうだ。それを聞いたフィギュア関係者は「フリーの素晴らしい演技はメダルが消えて気持ちが吹っ切れたのだろう。熱で寝込んだ子がしっかり滑ったなんて話は昔の根性論。佐藤さんは科学的なメンタルトレーニングなんて知らないのだろう。真央の心のケアがまったくできていなかった」と呆れ顔だった。
■五輪をシュミレーション
スポーツライターの工藤健策氏は五輪競技の指導者についてこんな考えを持っている。