真央とのスケート観にズレ…佐藤コーチの指導に“疑問”の声
浅田真央が佐藤信夫コーチ(72)に師事したのは、2010年9月から。以来、ジャンプやスケーティングを基礎から見直してきた。約3年半で真央のスケーティングやステップはよくなったが、なぜかトリプルアクセル(3A)の成功率は上がらなかった。
五輪シーズンに入っても、3Aは一度も成功していない。それなのに今年に入ると、フリーで2度跳ぶはずだった3Aを1回に減らすというプログラムの変更で対処しようとした。
あるフィギュア関係者が言う。
「佐藤コーチという人は、リスクの高い3Aを跳ばなくても、他のジャンプをしっかり決めてノーミスなら勝てると思っていました。3Aを決めないと満足感を得られない真央とは、スケート観に距離やズレがあったのです。3Aの成功率が上がらなかったのは、佐藤コーチ自身に『完璧な3Aを跳んで金メダルを取らせる』という強い意志がなかったからではないでしょうか」
■相次ぐ「練習させすぎ」の声
腰痛の持病がある浅田はこの3年半で腰回りが大きくなリ、大人の女性の体格になった。それに対応した適切な指導も行っていたのかという疑問も残る。