足の動きに合わせて腕を振る
ミスをすると、「スイングが速すぎる」とよくいわれると思う。ではどのぐらいのテンポでスイングしたらいいのかというと、「ごく普通に歩くときの速さ」というプロが多い。「えっ、そんなにゆっくり?」とびっくりする人も多いと思う。
しかし、歩くときの足の動きに合わせて腕を振れば、遠心力によって自然に加速して振り切れるというのだ。
「歩くときのように足の動きに合わせてスイングするには連続打ちの練習がよい」と2005年シニアツアーの賞金王・三好隆プロを取材したときに教わったことがある。
まず素振りから。
足でリズムを取るために左かかとを上げてバックスイングしたらフォロースルーでは右かかとを上げて、それに合わせて腕を振る素振りを休まずに続ける。スイングしたらアドレスの位置に戻さずに、フィニッシュからトップに向かってバックスイングして振り続ける。
「歩くときと同じぐらいの速さで足を動かし、それに合わせてスイングするとスイングのテンポも一定し、トップとフィニッシュも同じところに収まるようになる」