オリ金子「14K」で必要性が疑問視されるプロ野球キャンプ
オリックスの金子が3日の西武戦に先発し、2安打14奪三振で完封。今季初勝利を手にした。
「1年に1回くらいはこういうピッチングをしたいと思っていたけど、2試合目に出たんでこれから先が大変ですね」
とお立ち台でファンを笑わせると、「14三振? 勝ったのでそれが何より」と話した。
開幕戦こそ白星が付かなかったものの、それでも七回途中3失点と決して悪くはなかった。
金子は2年続けて、キャンプでほとんど何もしていない。昨季はキャンプで腕を痛め、一度も実戦をしないまま開幕。それでも15勝8敗、防御率2.01の成績を残した。今季はその経験を踏まえて2月のブルペン入りはわずか6回と、あえて投げ込まず。開幕前の実戦も2試合だけだった。
キャンプでいくら投げ込もうが、それが成績に直結するわけではない。評論家の権藤博氏も日刊ゲンダイ本紙の連載で「1日50球も投げれば、十分に肩は出来る。にもかかわらず、なぜ、投げ込みをするのか。ひとつはその投手の自己満足」とし、