「稼ぎ時は20日まで…」 統一球回収で乱打戦ジ・エンド
かといって、ミズノは来年まで契約が残っているから、今後も基準範囲内の反発係数のボールを納入していく。手始めに在庫として抱えている約2300ダース分すべての反発係数を自社で検査し、適合品だけをチョイス。17日に行われるNPBによる再検査に合格すれば、各球団が保有する「飛ぶボール」を回収。早ければ22日の試合から適合品を使用できるようにするという。
これに、あるセの主力野手からは「複雑だよ」という声が上がっている。
「ってことは、逆に言えば『飛ぶボール』が使えるのは最悪20日(日曜)の試合まででしょ? これまでボールが飛んでくれたから、安打も本塁打も去年よりはいい感じで出ていたんだけど、稼ぎ時は今週いっぱい、ってことになるね」
投手にとっては「今週いっぱいが耐え時」。ファンにとっても本塁打、安打が飛び交う乱打戦が見られるのは、あとわずかとなりそうだ。