「稼ぎ時は20日まで…」 統一球回収で乱打戦ジ・エンド
「22日には適合品と入れ替えさせていただくつもりです」
15日、プロ野球で使用する統一球が飛びやすくなっている問題で、ミズノが謝罪会見。水野明人社長以下、幹部、開発担当者が頭を下げた。
ミズノが発表した飛び過ぎの原因は、要するにこうだ。
<昨年12月に中国・上海の自社工場で作った『統一球』は、冬場で気候が乾燥していた関係もあり、素材の毛糸の含水率(水分の割合)が低くなる傾向があった。加湿器のある場所でボールを保管していたが、加湿器の水が足りなくなる恐れがあるため、一日中は稼働できない。乾燥した毛糸でボールを作ろうにも、従来の糸量だと規定の重量に足りなくなる。糸の量を増やして重さを“水増し”したが、規定のサイズは守らないといけない。その分、強く縛って圧縮した結果、ボールが硬くなって反発力が高まり、飛びやすくなった>
担当者は、「含水率がなぜ下がったのか、硬さとの関係がまだつかめていない」としたが、作り方がズサンだったと指摘されても仕方あるまい。
■22日には適合品と入れ替え