若手に克明メモで助言 ヤ軍指揮官も認める黒田の貢献度
「投手陣の牽引役となり、もり立ててくれている。まさにリーダーにふさわしい」
ヤンキースのベテラン右腕・黒田博樹(39)についてジョー・ジラルディ監督がこう話している。
今季はエース左腕サバシアと並び、ローテーションの軸を担っている。指揮官が評価しているのは投球内容だけではない。
今季加入した田中には日頃から球場やマウンドの特徴、メジャーのしきたりに関してアドバイス。田中以外の若手投手の面倒も見ており、今季ローテーション入りしたノバ(27)、ピネダ(25)などから配球に関し相談されると、相手打者の攻め方や特徴などを克明にメモしたノートを惜しげもなく披露。
また、配球に関してアドバイスしたり、スライダーやカットボールなどの変化球の握りや投げ方、調整法などを伝授することもあるという。
■年齢リスクあれど高額契約
昨オフ、ヤンキースは黒田と1年総額年俸1600万ドル(約16億4000万円)で再契約した。年齢的なリスクを承知で高額契約したのは、黒田の経験を高く買っているからだろう。
その黒田は18日(日本時間19日)のレイズ戦に先発登板。5回2/3を7安打、2四球、2三振、3失点の内容で、勝敗はつかなかった。