ダル「ノーヒッターあと1人」で見え隠れした味方の“不信”
9日のレッドソックス戦の九回2死までノーヒットノーランをやりながら、右前打を浴びて快挙を逃したレンジャーズのダルビッシュ有(27)。
昨年4月のアストロズ戦でもあと1人で完全試合を逃しただけに不運といわれるが、メジャー関係者の「自業自得」という指摘がある。
「七回の(二塁手と右翼手の)お見合いも、九回の右前打も、捕ろうと思えば捕れた当たり。あれがミスやヒットになったのは、ダルの日頃の言動や性格に起因するのではないか」(メジャー関係者)
例えば七回のお見合いの直後、ダルは両ひざを折って悔しがり、グラウンドに唾を吐いた。あの時点で無安打が途切れたと思った怒りがそうさせたにせよ、感情を表に出すかどうかは別問題。ペッと唾まで吐くのは、ミスをした野手の傷口に塩を塗り込むようなものだということがわからないのだ。だからこそマウンド上でも平気で捕手をののしるし、文句も言う。
基本的にどこで勝とうと1勝は1勝というスタンス。体調不良で開幕投手を辞退したときも、「10勝分になるなら投げますが」と言った。数字上は1勝に過ぎなくても、開幕投手の重みは単なる1勝ではないはずだ。